絵本 ほしじいたけとほしばあたけ レビュー  | コネタノート

この本がよい! Vol.9 

この本がよい!

今日は、こちらの絵本を紹介します。

ほしじいたけと ほしばあたけ 
石川元子/作 講談社/刊 1,300円(税別)

1,300円(税別)

シリーズ作品 ※いずれも1,300円(税別)

↑以上は、ユキノジが保有している物です。Amazonで検索すると、↓こちらも出ているようです。

この絵本を知ったのが、ネット検索で別な本を探していた時に、「おすすめ」で上がってきたものなんです。
「なにこのシイタケの本は??」と、興味を持ち、検索していたほうを差し置いて購入してしまったのでした。

パッと見は性別不明。

絵をご覧になっていただくと分かると思うんですが、この絵本の主人公は「干しシイタケ」です。
しかも、「干しシイタケ」の「おじいさん」と「おばあさん」です。だから「ほしじいたけ」「ほしばあたけ」なんですね。

( ,,`・ω・´)ンンン?、ちょっと待って、どっちがおじいさんでどっちがおばあさん?

はい、私にもこういう疑問がわいたのでちょっと調べてみました。

2人?の違いは、「カサ」です。カサのふちがぷっくりしているのが、おばあさんになります。 カサのふちが薄いのがおじいさんです。

ほしじたけ ほしばあたけ 性別の見分け方
性別不明…。

シイタケの違いも調べてみた。

えっ、シイタケってどれも同じなんじゃないの?

それが違うんですね~。
さらに調べてみると、シイタケにはカサの薄い「香信」(こうしん)/こうこ、とも呼ばれる種類と、カサが肉厚な「冬菇」(どんこ)と呼ばれる種類があるんだそうです。

香信は、庶民的なお値段で、煮物やちらし寿司、炊き込みご飯など幅広い料理に使われます。冬菇は、シイタケの中でも高級品で、干しシイタケにすると、濃厚なうまみがあります。

絵本の絵柄でこんなことを調べるのもなかなかないので、貴重な経験でした。NHKの0655の中にある、「知っているとちょっとだけいばれるの歌」みたいな。

閑話休題。あらすじに行きましょう。

あらすじ

ほだ木のさとに住んでいる、ほしじいたけとほしばあたけ。好きなことは、「ひなたぼっこ」。嫌いなことは「水に濡れること」。
晴耕雨読の日々を送っている二人に、何かと災難が降りかかります。キノコの子どもたちが谷底へ落っこちたり、ナメクジに狙われたり、はたまた毒キノコに監禁されたり…。
そういった数々のピンチをほしじいたけとほしばあたけは、ある特殊能力を使って解決していきます。
その特殊能力とは、水に浸かると若返る、という能力。
しかし、その能力は長続きしません。そのままにしておくと傷んでしまうのです。圧倒的なパワーで敵を退治した後は、二人そろって仲良くひなたぼっこで体を乾かすのでした。

いいなぁ、水だけで…。

若返った時の、ほしじいたけのイケメンぶりにもびっくりしますが、さらに上を行くのが、ほしばあたけのスーパーウーマンぶり。
たいてい、ほしじいたけのツメが甘くて、再度ピンチに陥るのですが、そこへ若返ったほしばあたけが怪力を発揮して助けるという流れです。

筋書き的には分かりやすい「勧善懲悪もの」で、スカッとした読後感です。
読み聞かせの際は、年寄りの声色と若い人の声色と使い分けるよう、気を付けています。なかなか難しい所ですが。

それはそうと、アラフィフ、お肌その他いろいろ気になるお年頃の身にとっては、「水だけで若返える」というのがとてもうらやましく思えるのでした。