平泳ぎなら泳げる、はあまりアテにならない。 | コネタノート

元スイミング・スクールコーチの独り言 6本目

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梅雨の晴れ間となり、やっと学校のプール授業ができたと、息子が満足そうに帰ってきました。今日くらい気温が上がれば、寒くもなく泳げるかと思います。

息子の学校では、プール授業を行う基準が、気温+水温=30℃以上となっています。(分かりやすい)

平泳ぎ?

さて、今週は「平泳ぎに関する勘違い」をお話したいと思います。

初めてプールを利用する会員さんに、「泳げますか?」と尋ねると、たまに「クロールはできないけど、平泳ぎが少し」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

で、いざ実際に泳いでいただくと大抵はこんなフォームです。

手と足が一緒に動いています…。

先週、ブログの最後に「セレブ泳ぎ(仮称)」とイラストを添えましたが、それの顔を浸けて泳いでる版です。

フォーム的には平泳ぎっぽいですが、残念ながらこれは「平泳ぎ」ではないんですね~。

フォームの違いを見てみよう。

では、さっきのフォームと、ちゃんとしたフォームの「平泳ぎ」を並べてみましょう。

クロール泳ぎ方イラスト
一生懸命描きました…。

違いが判るでしょうか…。汗 
(なお、正しい方の平泳ぎのイラストは、「おとな×ブカツ スイミング部」 監修/原 英晃 ベースボールマガジン社 刊 を参考にして描き起こしました。)

「セレブ泳ぎ(仮称)」は、手と足で同時に水をかいて蹴っていますが、「正しい」平泳ぎは、足で水を蹴ってから、手で水をかいています。「伸びる」動作があるのです。

水をかく動作も体の前で水を囲い込むように小さく動かしますが、「セレブ泳ぎ(仮称)」は手は水平で大きく動かしています。

おおざっぱですが、違いを挙げるとこんな感じになります。

クロールも息継ぎのタイミングで悩むことがありますが、平泳ぎは手と足を動かすタイミングで悩みます。

子どもたちには「蹴って~、かく」という風に教えていました。

「蹴って~」の時に足で水を蹴ります。この時手は前に伸ばした状態。蹴り(キック)の動作が終わり、伸びたところで手で水を「かく」のです。
「平泳ぎ・正しいやつ」のイラスト1、2、3です。

おばあちゃん座りができると有望?

おばあちゃんのイラスト
おばあちゃん座りのイメージ。

コーチの間では、男性でも「おばあちゃん座り」ができる人がいて、びっくりした覚えがあります。

平泳ぎでのキックを後ろから観察してみると、おばあちゃん座りの形態に見えませんか?

この座り方ができると、股関節・ひざ・足首の関節が柔らかいみたいで、平泳ぎのキックの動きが比較的スムーズにできることが多いようです。(普通にバタ足でも関節が柔らかい方が良いんですけども)

たまにこの座り方から脚を前に持ってきて長座位(イラスト参照)にトランスフォームできる方がいるんですが、ユキノジは関節が固いようで、初期形態のおばあちゃん座りすらできません。トホホ…。

色の選択が…。

あ、そう言えば…。

小学生の頃、最初は平泳ぎで郡の大会に出る予定だったんですが、先生から「お前は平泳ぎよりクロールが向いている」と、急きょ種目を変えさせられたんですよ。

関節の固さを見抜かれていたんですな。

で、急ごしらえでクロールを練習しました。先生の見立ては正しかったようで、おかげさまで上位入賞を果たすことができました。

練習の後で食べた焼きそばパン、超おいしかったなぁ。
小学5年の夏の思い出です。


さて、もういくつ寝ると「夏休み」です。

この「夏休み」は、スイミングスクールにとっては最大の書き入れ時とも言っていい期間です。

なので、「短期教室」と称した特別クラスを開設し、生徒数を増やすという、営業活動があります。(言い方…。)

来週は、スイミングスクール最大イベント「短期教室」についてお話したいと思います。