背泳ぎの雑学 | コネタノート

元スイミング・スクールコーチの独り言 10本目

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いや~、毎日毎日猛暑日で、今から来月の電気代に戦々恐々としています。昨夜のNHKニュースでは、「エアコンなしに過ごすことは不可能。」と、専門家の方がおっしゃっていました。

ガマンしないでエアコンをつけましょう。

電気代より命の方が大切なので、エアコンの適切な使用を心がけたいと思います。

さて、今日は先週に引き続き、「背泳ぎ」についての小話をしたいと思います。

あの旗は何のため?

競泳用のプールには、三角の万国旗みたいな旗がプールの上にかかっています。

よくあるプールのイメージ。

これは、単に会場の飾り付けとかではなく、ちゃんと意味があってかけられています。(えっ、知ってた?汗)

あれは、「プールの壁まであと5m」ということを背泳ぎしている人に知らせる目印なんです。
私の勤務していた所では「5mフラッグ」と呼んでいましたが、大体「フラッグ」で通用するかと思います。

「あと5m」を知らせる目印は他にもあって、コースロープも5m手前から色が変えてあったり、プールの底にも壁から5m手前ににラインが引いてあったりします。

壁にタッチする時にぶつからないようにするのと、ターンやタッチする時のストローク数の目安にするために設けてあります。

上手な人や選手だと、フラッグを見て壁まであと○回手を回したらジャストと分かっているそうですが…。

背泳ぎのターンってどうやるの?

いわゆる「クイックターン」というやり方と、「タッチターン」というやり方があります。

クイックターンの手順は下のイラストを参照。

最初のうちは、クルッと回る時にかかとをプールのふちにぶつけたり、ターンの後のバサロ泳法に入る際の蹴伸びが不発(足がうまく壁につくことができなくて、蹴伸びがイマイチになること)などありますが、タイミングを取って練習します。

もう一つの「タッチターン」は、5mフラッグを確認してもひっくり返らずに、そのままのストロークで泳いでタッチし、体勢を変えてターンをします。(ストロークのタイミングが取れていないと、下のイラストのようなハメになります。)

私は背泳ぎのターンが上手ではなかったので、ターンの時に手首やかかと(時には頭)をプールのふちや壁にぶつけたりはよくやっていました。(ちゃんとタイミング練習しろよって話ですが…。)

「鼻から息を吐く」練習が威力を発揮

「クイックターン」と呼ばれているやり方でターンする場合、 この、クルッとなる時に、鼻から息を吐くようにしないと、鼻に水が入ります。(まぁ、息を止めててもいいんですけども…。)

あと、壁の確認をするのに、こんな荒技を使った事もあります。顔をのけぞる時ほんの一瞬に口から息を吸い、鼻から一気に息を吐き出すのがポイントです。
(上級者はあんまりやりません…、多分。)

距離感をつかむ練習が大事。

バサロは15mまで!

ターンして、壁を蹴って再度背泳ぎの体勢を取るんですけども、この時「バサロ泳法」といって水中でキックのみで進んで行きます。

雰囲気は伝わるでしょうか…。

鈴木大地選手の泳ぎで一躍有名になりましたね。あの時はバサロ泳法で30mもの距離を進んだそうです。そこからバサロ泳法に規定が設けられて、現在はスタートおよびターンから15mまでとなっています。

育成(選手)コースにいる子たちのお楽しみで、たまに「バサロで泳げる距離」を競ったりしてました。15mってあっさり書いていますが、意外と思っていたより早く浮かび上がってしまってなかなか15m達成は難しかったです。

そう考えると、鈴木大地選手の30mはむちゃくちゃすごかったんだなって改めて思います。


……え、バサロ泳法ができる?じゃあ、あこがれのバタフライも目の前です!

次回は、バタフライの導入と、それを応用した変わった泳ぎ方をお話します。(次回は8/23の予定です)