ヒガンバナの話
今年、ヒガンバナが田んぼの畦に群生しているのをあんまり見なかったような気がします。10月半ばならまだもうちょっと生えていてもよさそうなんですがね~。

毎年、ヒガンバナが咲く時期になると思い出すのが、大学の時の一般教養で取った、生物学の授業です。
この生物学の先生、興味本位でヒガンバナの球根からでんぷんを取り出して、クッキーにして食べたそうなんです。(本人はフィールドワークとおっしゃっていましたが…。)
ヒガンバナと言えば、「毒があるから」と言われて育ったせいか、ヤバい植物という印象があります。
実際、茎の汁などに触ると、かぶれたりするようです。
そういう植物を口にしたというのですから、かなり驚きました。
その昔、ヒガンバナの球根は「救荒食(きゅうこうしょく)」*注 として食べられていたこともあったようです。良くすりつぶして何度も水にさらすことで毒を抜くことができるんだとか。
どうもそのさらし方が甘かったようで、若干毒が残っていたらしく、そのクッキーを食べた後、しばらく舌が痺れて大変だったそうです。(*”▽”)ひぇえ~
*注 救荒食…救荒食物(きゅうこうしょくもつ)あるいは救荒食(きゅうこうしょく)
飢饉や災害、戦争に備えて備蓄、利用される代用食物のこと。
Wikipediaより
うちの大学だからなのか、一般教養は比較的「ユルい」感じの物が多かった印象が。
民俗学などは、何やらよく分からない道具?を先生が持ってきて、「これは何か?」と問いかけて議論して終わり…みたいな感じだったそうですが。(取っていた友人の証言)
セイタカアワダチソウの話
「肌が粟立つわ!!」いやいや、羅将ハン様のセリフではありません(笑)
この時期になると土手や休耕地などに見られる植物で、人の背丈を軽々超える丈に育ちます。

だいぶ前に、ラジオか何かで聞いたのですが、このセイタカアワダチソウ、根から周囲の植物の成長を妨げる物質を出します。これが諸刃の剣で、自分の成長をも妨げてしまうため、何年かおきに背丈の低い物ばかり生える&生えてくる数が少なくなるということを繰り返すようです。
この情報を聞いて、「ホントに?」と思いつつ秋になるとセイタカアワダチソウをユルく観察すること数年…。
「ユルく観察」なので、個人の印象の域を出ないんですけども、ホントに年によっては背丈の低い物が多いなぁとか、あんまり生えていないなぁという事が結構ありました。
少し前には花粉症などアレルギーの原因ではないかと言われていましたが、花粉が風によって飛散されることに適していない(形状や重さ)らしく、現在では無関係であるという見解になっているようです。
(詳しくはWikipedia参照)
今回、このブログ用に写真のロケハンをしていたら、こんな人が。(鳥ですけども)

サギの仲間と思われますが、詳しい名前は不明です。
最近、こんなふうに田んぼの中に佇んでたりするのをよく目にします。車が横を通り過ぎても知らん顔。
でも、近寄ると飛び去って行きます。しばらくして舞い戻ってきたら、大胆にも道路のまん中に降臨。
最大ズームで撮影したのでぼやけています汗
本日は基本「ユルく」でお届けしました。(;^_^A