年賀状はクリスマス後大晦日未満に出す人。 | コネタノート

プリントゴッコを覚えていますか。

年賀はがきブログ

本日は文字多めです。

この時期の挨拶として、「年賀状は書いた?」というものがあります。

何というか、「テスト勉強やった?」「(勉強してるのに)いや、ぜーんぜん」と言う…みたいなノリでしょうか。

もしくは、「夏休みの宿題をギリギリまでやらない小学生」というのか。

クリスマス前に既に出したよ~、なんて言おうものなら、「ちゃんとした人認定」でドヤ顔ができること請け合い。

ちゃんとした人。

やっぱり何か「めんどくさい」が先に立つんでしょうかね~。SNSでは「#年賀状スルー」のようなハッシュタグがトレンド入りしてます。

パソコン・プリンター、スマホがあれば、そこそこの物は作れるご時世なんですけどね。

では、そういうツールがなかった時代にはどうしていたのか。

1980年代、この、「年賀状書くの大変問題」を解決してくれたのが「プリントゴッコ」です。
(なんか”カノッサの屈辱”みたいになってきた)

「プリントゴッコ」って?

ウィキペディア先生に説明していただくと…

プリントゴッコ(Print Gocco)はかつて理想科学工業が販売していた個人向け小型印刷機シリーズである。 1977年(昭和52年)に製造および販売開始し、アナログ、デジタル及び対応サイズや紙、布等用途に合わせた数機種のラインナップが存在する。

Wikipediaより

何がすごいって、機材に入っている付録の図案集をそのまま利用するだけで見栄えの良い年賀状が家庭で大量に印刷できてしまう点です。
(図案集は別に販売もされていた)

ワタクシも大学生の時にバイト代をつぎ込んで購入した覚えがあります。当時1万2千円?4千円?位だったかと。1990年頃の話です。

以来、毎年12月になると、ランプやらマスター、インクといった消耗品をチェックして、デザイン考えて、印刷・乾燥、あて名書きして…ということを25年くらいやってました。

確か4年前の未年の時に、買いだめしておいたインクが固まってしまっていたのと、既にメーカーの方でも消耗品の販売が終了していたので、本体も仕方なく処分することにしました。
まぁ、既にパソコンとプリンターが我が家にも導入されていて、こちらの方がコスト的にもオペレーション的にも楽だったのもありますけども。

単色刷りか多色刷りかで悩む

ワタクシなどは、手書きで線画や文字を描いたものを、それをプリントゴッコで単色刷りで量産して、色鉛筆やコピックで色付けしていましたが、プリントゴッコユーザーの中には、「棟方志功」ばりに多色刷りをしている方もいました。

プリントゴッコでは彫る作業はナシ。

「多色刷り」をやると、確かに「映える」んですけども、版数が多くなればそれだけランプとマスターを消費するので、コストと手間が増大します。

さらに、プリントゴッコのインクが速乾性ではなかったので、一刷りするたびに1日くらい専用のはがき乾燥スタンドに立てて乾燥させる必要がありました。急いでいるときは、電気ストーブとかファンヒーターの前で乾燥させていました。(火災の恐れがあるので、おススメしませんが)

なので、プリントゴッコにおける多色刷りは、 コストと手間暇が掛かる+ユキノジの技術的な問題で避けていました。←合印がなぜか合っていなくて版がずれる問題。

多色刷りは無理だったけど、インクの乗せ方でアーティスティックなことをやってましたね。インクをざっくり混ぜてマーブル模様にするとか、ストライプに絞ってみるとか。

手作り感が良かった

一応、プリントゴッコは「印刷機」というくくりではありますが、今のパソコン+プリンターで作ったような整った仕上がりではなく、かすれや版ずれのある、手作り感満載のアナログ的な仕上がりになるんですね。
ある意味「差出人の人柄」がうかがい知れて良かったんですけども。

まぁ、なんでも、合理的・デジタルにというのも分からないではないですが、せめて親しい人とか、自分に特に関わりがある人には、手書きの、何かアナログ的なものがあってもいいのかなぁ…とか、年の瀬が押し迫ってから年賀状を書いている「ちゃんとしてない人」は、思ったりするのでした。

あっ、プリンターのインク、足りるかな…?