クロールの補助のしかた | コネタノート

元スイミング・スクールコーチの独り言 15本目

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コーチは水中で何をしているんだろう?

「元スイミング~」、久しぶりの更新です。

スイミングのコーチというと、こんな絵が浮かんでくる方もいらっしゃるかと思います。

水泳のイラスト「コーチと生徒」

けど、実際は上のイラストのような指導はしていませんでしたね~。こういうスタイルはシンクロのコーチ位でしょうか。

スイミングスクールでは基本的にコーチもプールに入って指導をします。手足の動かし方や息継ぎの仕方、フォームの矯正などなど。

今までの「コーチの独り言」シリーズに、泳ぎの補助をしているイラストを載せていますが、ああいったことを水中で行っています。

ギャラリー(見学室)から見ている分には、コーチの上半身と泳いでいるわが子しか見えないので、「どうやって教えているんですか?」と、保護者の方から聞かれることがありました。

ということで、今日は「コーチが水中でやっていること」について書こうと思います。

「後ろ歩き」の練習からスタート。

何で「後ろ歩き」なのかというと、指導する子どもたちは泳いでこちらに向かってくるので、コーチ側は後ろに下がりつつ指導を行う形になるから。(下図参照)

正確に言うと、後ろに「歩いて」はいませんでした。片足で小さくジャンプしながら後ずさり…みたいな感じです。普通に両足を使った後ろ歩きだと、子どもたちが泳いでくるスピードについていけないからです。

これが意外と難しいんですよ。
浮力があるから、よろけてひっくり返ることはないけど、踏ん張りも効かないというのか。
最初の頃は、泳いでくる子どものスピードに負けて、のけぞってたりしていましたが、慣れてくると、相手の泳ぐスピードをコントロールしながら後ろに下がれるようになります。

補助の基本  クロールの補助のやり方(手の動かし方)

基本の体勢はこんな感じ。軽く腕を曲げて、泳いでいる子どもの手を握れる距離で正面に立ちます。

手首を握ることはせず、子どもの手のひらを軽く挟むように支えます。

手を持つ場所は、こういう感じ。

次は、手の動かし方をみていきます。

子どもの手は水中でキャッチするようにします。(手首が立ってしまわないように注意します)
クロールを習い始めたばかりの子どもには、キャッチアップ・クロール(独り言3本目参照)のタイミングで回せるよう補助しますが、ある程度できるようになれば、手のひらが重なるちょっと前のタイミングで回すように補助します。

ゴール地点少し手前でコーチは左側によけます。(←左側によけるくわしい理由はまた後日)

慣れてくると、こういうのもできます。

体幹を保持しての指導

いったん子どもの泳ぎを止めて息継ぎのタイミングや顔の向き、肩の動きなどを個別に指導する場合に使ってました。小学校3年生くらいまでの子どもさんに行うことが多かったです。

クロールの補助ができれば、あとはこれを応用して上級クラスの補助を学んでいきます。

次回は「背泳ぎの補助」についてお話ししようかと思います。