子どもの頃に読んでもらった本 | コネタノート

この本がよい! 2020/2/12

この本がよい!

久しぶりのシリーズ更新です。投稿を見ると、去年の9月以来です汗。

今回は、自分の思い出話絡みで紹介します。

ちからたろう (むかしむかし絵本 (5))

今江祥智/文 田島征三/絵 ポプラ社 1000円+税

ユキノジが幼稚園の頃、よく読んでもらっていたのがこの、「ちからたろう」です。
絵が素朴で力強く、すごく印象に残っています。読み聞かせボランティアをすることになった時に、一番に思い浮かんだ本でもあります。
これ、今も出版されているみたいで、重版の数が半端じゃないです。
初版は1967年、私が生まれる前やん(◎_◎;)。

当時としてはハイテクな読み聞かせ方だった。

ちょっと話はそれるのですが…。

「読み聞かせ」と言えば、母親が横で子どもに読んであげてる…みたいなシチュエーションが思い浮かぶかと思います。

ですが、ユキノジの場合、「母の声が録音されたテープで読み聞かせ」をしてもらっていました。

「テープで読み聞かせって…、お母さん離婚したとか、亡くなられたとか?」

…いいえ、母は離婚もしてませんし、存命中です。(笑)しかもテープは当時まだ珍しかったオープンリールタイプのテープレコーダーだったという。(カセットテープが普及する前だったので)

多分、母は何回も「読んでー」と言われるのがめんどくさかったんでしょうか…。
私は私で「テープなんかイヤだ」とも言わず、リピートして聞いていた記憶があります。

なぜそういうふうになったのかは、今となってはナゾなんですが、父がちょっとメカオタクだったようで、3バンド聴けるラジオとか(AM・FM・短波放送)、8トラカセットデッキなんかがあったりする家庭だったんです。

ここで、「オープンリールのテープレコーダーとは何ぞや」という方は、Google先生にお尋ねください。

オープンリールデッキ」で、検索してみてください。
映画の8ミリフィルムのようなテープで録音する機材です。

父が持っていたのは確かSONY製だったかと。(父はSONY信奉者だったので)

こんなふうに録音して読み聞かせされてた絵本が他に3冊もあります。(そんなに?)


かちかちやま (むかしむかし絵本 12)

松谷みよ子/文 瀬川康夫/絵 ポプラ社 1000円+税

これは皆さんよくご存じの昔話ですね。
ポップなタイトルとは裏腹に、結構残酷な場面が仕込まれているのは有名です。

タヌキ、おばあさんを撲殺、の場面ですね。

原話では、タヌキがおばあさんに化けて、おじいさんに”ばばあ汁”をふるまうくだりがあるようです。

この絵本では、「ばばあ汁」の場面はなく、おばあさんが死んでいる場面のみになっています。
この場面が子ども心にすごく怖くて悲しい気持ちになったのを覚えています。絵も結構見ていてつらい。

この昔話を書いた、松谷みよ子さんは、このように述べておられます。

民話の中の惨酷性については、さまざまの意見があり、わたしはむやみにそのくだりを書きかえたり、あまくする必要はない、むしろそのこと自体がまちがっていると思うのですが、かちかち山では、おばあさんがたぬきによって打ちころされたということだけでよいのではないかと思ったのです。

かちかち山 「かちかち山」によせて より引用

うーん、エログロは直ちに排除して、子どもたちに良いものを、というのも分からないではないですが、「水清ければ魚棲まず」で、ちと息苦しい気がしますね。


おやすみなさいフランシス (世界傑作絵本シリーズ)

ラッセル・ホーバン/文 ガース・ウイリアムズ/絵 まつおかきょうこ/訳
福音館書店 1000円+税

優しいタッチの鉛筆画が印象的な絵本です。

昭和の子どもだった私には、このお話に出てくる、「自分だけの部屋」だとか「ベッド」、「ガウン」にすごく憧れてました。
だって、寝るのは親と一緒、布団は和式、ガウンって?ちゃんちゃんこ?位の認識しかなかったもので。笑

こうやって、独り寝が怖くなくなると、ちょっと大人になった気がしたものです。


きつねのはぶらし (創作こども文庫 4)

これは、「歯の衛生週間」あたりに読むのがよかろうと、探してみたのですが、残念ながらすでに絶版となってしまっている絵本です。

あらすじをお話しすると、

きつねの「きんた」は、森の動物たちに歯ブラシを売っています。ですが、思うように売れないので、歯ブラシを買って3か月後に、歯磨きコンテストで一等を取った動物にはキャンディがたくさん入った大きな缶をプレゼントすることに。

思惑通り、歯ブラシは飛ぶように売れ、動物たちは歯磨きに精を出します。

そして3カ月が経ち、いよいよコンテストが行われる日になりました。ですが、会場にきんたの姿はありません。心配した動物たちがきんたの家に行ってみると、きんたは虫歯でうんうんうなっています。

どうしたのかと、きんたを問いただすと、缶入りキャンディが美味しそうなので、ついついつまみ食いしてしまって虫歯になってしまったというではありませんか。動物たちが楽しみにしていたキャンディの缶は空っぽです。
きんたは動物たちから袋叩きにあいます。(ちょうど表紙の絵がその場面)
ラストは確かウサギの放った一言で、「まぁまぁ」と手打ちとなり、それからはきんたも歯磨きを頑張りましたとさ。

…だったかと思います。

印象に残っているのは、ゾウだったか、サルだったか忘れましたが、「ふてぇやろうだ」というセリフできんたを殴るシーン。
「ふてぇやろう」って、当時の極道モノ映画やTV番組でなければ耳にしない言葉でしたから。…もっと言うと、時代劇の水戸黄門か大岡越前かですねぇ。

いま、これが相手を罵倒する言葉だと分かる人のほうが少ない気がします。

今回は、つらつらと思い出話絡みで記憶に残っている絵本を挙げてみました。