コロナウィルスが猛威を振るっております。「マスク増産」のニュースが伝えられるも、未だ店頭には見当たらず…。
というわけで、「マスクが無ければ自分で作ればいいのに」と、マリーアントワネットのような台詞を吐きながら、マスクを手作りしてみることに。(パンがなければお菓子を食べればいいのに…というあれですな。)
とりあえず100円ショップやドラッグストアに材料ゲットで出向いてみると、考えることは皆さん同じらしく、ガーゼだとか細めのゴム紐は軒並み売り切れになっていました。(気づくのが遅いって)
そこで、手持ちのハギレなどで何とかならんかなとソーイングボックスを漁っていましたら…。
ありました。
B’zガチャグッズの「ハンドタオル」です。

B’zのコンサートグッズ売り場には、「ガチャガチャコーナー」が併設されていて、キーホルダーやピンズバッヂといった、ちょっとしたオマケのようなものも入手できます。
そういう「ガチャグッズ」の中に、マイクロファイバーミニタオルというものがあります。ツアーロゴなどがプリントされた、約20cm四方の”タオル”というよりは、”眼鏡拭き”に近い感じのグッズです。
で、これの使いみちに悩んで寝かせていたんです。スマホカバーとか、ペットボトルカバー、2枚使ってポーチにリメイクetc…
どれも今一つで塩漬け状態だったのですが、今回これがプリーツタイプのマスクを作るのにちょうどよい大きさだったので、試しに作ってみました。
出来上がったのが、こんな感じ。
…痛マスク(笑)

B’z愛は非常に伝わってくる、エモいものができたのですが、普段これを着けて出歩くのはちょっと勇気がいるかもしれない…。
ライブ参戦の時つけていこうかな…。
出来上がりのサイズ感は割と大きめのものになります。男性でもゆったりと着用できます。
材料とか作り方。
布地の折りたたみ方が「イマイチよく分かんない…」場合は、使い捨てマスクの折り方を参考に、手近な紙(折り紙やコピー用紙、チラシ等々)で実際に折ってシミュレーションしていただくと良いかと思います。(^^)
2020/5/1追記
とにかく、「ハンドタオル そのままの状態」を生かすため、型紙を使って裁断などは全くない作り方でしています。折りたたみ方さえ覚えてしまえば、他の布地でも簡単に増産できます。
ワイヤーは使っていませんが、フィット感はまずまずです。気になる方は、使い捨てマスクのものを再利用したり、鼻のあたりにゴムを縫い付けてギャザーが寄るようにしたりなど、アレンジしてみてください。
材料
- ハンドタオル(約20cm四方の布地なら、お好みのもので可。折りたたむので、薄めの生地が良い)
小さめのものを作りたい場合は、15cm~18cm四方のもの - ガーゼまたはインド綿など軟らかい素材の布地(手持ちのハギレやミニタオル、ガーゼハンカチなど)ハンドタオルと同じ大きさかやや小さめ。(裏布にします)
- ゴム紐 (写真にあるのは黒色4コール。なければ、髪を結ぶゴムなど身近なもので代用)
できればあまり分厚くないものがおすすめ。 これは平ゴムタイプ。
作り方
表にする布地を縦半分に折り、中央部分にしるしをつける。
裏布の端をジグザクミシンでほつれ止めをするか、二つ折りで始末する。長辺がハンドタオルの大きさに合うようにする。横は多少小さくても可。(折りたたむので、むしろ横幅が表布より小さいほうが縫いやすい)
ハンドタオル・裏布を縦半分に折り、中央を合わせて待ち針を打つ。(外表の状態)
そのまま、端ミシンをかける。
裏布が付いたものを横に半分に折り、中央にしるしをつける。


プリーツが結構拡がるので、あごにあたる方のプリーツに押さえステッチをかけると良いかと思います。(しばらく着用してみての感想、下の写真を参照)
2020/6/21追記
しるしを目安に折りたたんでいく。折りたたむ回数は3つまたは2つ。両端と中央を待ち針で留めて、しつけをする。中央の待ち針はそのままにして縫うほうが縫いやすい。

ゴムを19cmの長さに切る。男性用なら、20cm(縫いこむ長さで調整してください)
ゴムをマスク本体にしつけて、縫う。ゴムの部分は返し縫いやジクザグ縫いで補強する。
本体中央の待ち針を外し、しつけ糸をほどき、完成。
あくまで「咳エチケットの補助」としてお使いください。
このマスクは、ウイルスの予防・感染を防ぐものではありません。咳エチケットの補助としてお使いください。