21本目 毎日健康サンダル
昨日描いたコネタマンガの中で、「猫除けのとげとげマット」っていうのがあったんですが、
スイミングのコーチは毎日あれの上を歩いています。
…嘘です。正確には、マテフレックス(略称「マテフレ」)といって、網目になったプラスチック状の板…というか、すのこの上を歩いています。

これは滑り止めとして主にプールサイドに敷かれていました。プールサイドだけでなく、コーチルーム内やプールへの通路にもこれが敷き詰めてあるんです。(施設によっては人工芝という場合もあるようですが。自分が勤めていたところはマテフレックス・オンリー)
このマテフレ、猫除けのトゲトゲマットほどではありませんが、表面に凸凹があってちょうど健康サンダルのソールみたいになっています。プールサイドは基本裸足で歩くので、慣れないうちはかなり痛い。仕事が終わるまで健康サンダルをはいている状態と言っても過言ではないです。
コーチの仕事を始めてしばらくはこのマテフレの上を歩くのが結構苦痛だったなぁ。足の裏が真っ赤になっていたのを思い出します。しばらくすると、面の皮と同じく?足の皮も厚くなりましたが。
掃除が大変
マテフレックスは、半期に一度館内すべて引っ剥がしてデッキブラシで掃除するんですが、これがかなりの重労働。まずこのマテフレ、それ自体も結構重たいのに、まずは上に乗っかっているものをよける…から始まります。通路とかプールサイドはまだいいんですが、大変なのはコーチルーム。なんせロッカーから机、棚…。
そういうものを一度出してはがせるところだけはがして掃除を行っていました。
つなぎ合わせてあるところを外して(ジョイント式になっています)やっていくんですが、
畳と同じで、つなぎ合わせた順番とか向きが違うと、「あれ?微妙に入らない?」事態になることがしばしばありました。
マテフレの下は基本コンクリート打ちっぱなしですが、意外とホコリやゴミがたまっていて、カオスな状態でしたね。たまにGなどにも遭遇することも。(@_@;)
プール以外でも活躍してます。
話は変わるんですが、スイミングコーチが愛用している物に「セーム(タオル)」というものがあります。高密度のスポンジをスライスしたような素材で、大きさはちょっと大きめのハンドタオル2枚分くらい。
これがめちゃくちゃ水分を吸収してくれます。プールから上がってすぐのびしょぬれ状態でもセームで軽くぬぐうだけで拭き取れます。
濡れてもぎゅっと絞れば吸収力は元通りになり、乾くのも早いです。
こういう特徴から、セームはスイミング界隈だけでなく、最近はカー用品、キッチン用品のカテゴリーでも見かけるようになりました。
洗車後の拭き取りや食器の水切りに使われています。
ただ、絞ってそのまま乾燥させると、置いた時のままの形でカチコチになるので、使った後に無造作に置いておくと次に使うときにちょっと大変。

カチコチになったときは、いったん水につけてから使用すると、元の柔らかい感触に戻ります。
プールサイドにバスタオルを持っていくのはかさばるし、湿気も気になるところ。
セームだと、コンパクトなうえに素早く水気を吸収してくれます。これからプールに行こうと考えていらっしゃる方は購入しておくと良いかと思います。