google.com, pub-1047592723110214, DIRECT, f08c47fec0942fa0 プリントゴッコを覚えていますか | コネタノート

プリントゴッコを覚えていますか

年賀はがきブログ

年賀状、書いた?

この時期の挨拶として、「年賀状書いた?」というものがあります。ちゃんとした方はクリスマスまでには出しているみたいですね。ワタクシのように「ちゃんとしていない人」は、年を越して出す、という。

パソコンや印刷サービスの普及で、以前ほど手間は掛からない気もするんですが、やっぱり「なんか面倒」が先立ちます。

これだけ便利になってもまだ「面倒くさい」と思うのもどんだけなんでしょうか。(- _ – )

パソコンが普及する以前の1980年代、この「年賀状書くの面倒くさい問題」を解決してくれたのが「プリントゴッコ」です。

「プリントゴッコ」って?

ウィキペディア先生に説明していただくと…

プリントゴッコ(Print Gocco)はかつて理想科学工業が販売していた個人向け小型印刷機シリーズである。

1977年(昭和52年)に製造および販売開始し、アナログ、デジタル及び対応サイズや紙、布等用途に合わせた数機種のラインナップが存在する。

独特のネーミングは、当時の理想科学工業社長である羽山昇により、「子ども達が家庭で印刷ごっこを楽しむ姿を思い描いて」名付けられた[1]。これについては社内で異論もあったが、羽山の「ごっこ遊びこそ知育の源泉」との説得により決定した[1]。2008年(平成20年)6月末に本体の販売が終了し、その後は消耗品の販売のみ継続されていたが、2012年(平成24年)12月28日でプリントゴッコ事業の全てが終了した[2][3]。

Wikipediaより

ワタクシも大学生の時にバイト代をつぎ込んで購入した覚えがあります。当時1万2千円?4千円?位だったかと。1990年頃の話です。

以来、毎年12月になると、ランプやらマスター、インクといった消耗品をチェックして、デザイン考えて、印刷・乾燥、あて名書きして…ということを25年くらいやってました。

確か2015年に、販売終了間際に買いだめしておいたインクがダメになっていて(固まっていた)、仕方なく処分と相成りました。

単色刷りか多色刷りで悩む

ワタクシなどは、手書きで線画を描いて、それをプリントゴッコで量産して、色鉛筆やコピックで色付けしていましたが、ユーザーの中には、「棟方志功」ばりに多色刷りをしている方もいました。


「多色刷り」をやると、確かに「映える」んですけども、版数が多くなればそれだけランプとマスターを消費するんですね。
さらに、プリントゴッコのインクが速乾性ではなかったので、一刷りするたびに1日くらい専用のはがき乾燥スタンドに立てて乾燥させる必要がありました。急いでいるときは、電気ストーブとかファンヒーターの前で乾燥させていました。(火災の恐れがあるので、おススメしませんが)

なので、プリントゴッコにおける多色刷りは、手間暇とコストが掛かる+ユキノジの技術的な問題で避けていました。←合印がなぜか合っていない問題。

手作り感が良かった

一応、プリントゴッコは「印刷機」というくくりではありますが、今のパソコン+プリンターで作ったような整った仕上がりではなく、かすれや版ずれのある、手作り感満載のアナログ的な仕上がりになるんです。
ある意味「差出人の人柄」がうかがい知れて良かったなぁと。

まぁ、なんでも、合理的・デジタルにというのも分からないではないですが、せめて親しい人とか、自分に特に関わりがある人には、手書きの、何かアナログ的なものがあってもいいのかなぁ…と思ったりするのです。

…などと、エモいことを言いながら、まだ年賀状ができていないユキノジでした。