このページでは、食物アレルギーを持つユキノジと息子に関してのあれこれをメメントしていきたいと思います。
こんなものにもアレルゲン
2018.5.23初出
わたくしユキノジと息子は、食物アレルギーを持っています。
ユキノジは甲殻類がダメで、息子はクルミなどのナッツ類がダメです。
普段からこの種の食材には気を付けています。アレルギー食材としてはメジャーなので避けやすいと言えばそうなんですが…。
ユキノジがダメな食物
エビ カニ タコ イカ 貝類
息子がダメな食物
ピーナッツ クルミ カシューナッツ
ゴマダレなのに、ゴマじゃない物が入ってる…。
最近、「えっ、こんなものに入ってるの??」というものを見つけました。
社員食堂のおばちゃんをしているのですが、ある日のメニューが「担々麺」でした。それに使っているスープ(業務用)の原材料名ラベルを何の気なしに読んでみると…
「アーモンドペースト」の文字が。(◎_◎;)
市販の「ごまダレ系調味料」には、稀に「ピーナッツバター」や「アーモンドペースト」が使われている場合があるんです。
今まで、「ごまダレ系調味料」にそんなものが使われているとは思いもしなかったので、(普通にゴマだけがが使われていると思っていた)他の「ごまダレ系調味料」も改めてチェックしてみると、あるわあるわ…。ドレッシングやラーメンに添付されているスープとか。
中華調味料の「芝麻醤/ちーまーじゃん」や「練りごま」を舐めてみたら分かるかと思いますが、ピーナッツバターと味わいが似ています。純粋な「練りごま」は、単価が高いので、コスパの面でピーナッツバターを使っているのでしょうね。
ナッツ系のアレルギーを持っている方は、ゴマダレの冷やし中華やしゃぶしゃぶ、担々麺は避けたほうがよさそうです。
お菓子も要注意。
更に調べてみると、こんなものにもナッツ系の物が使われています。
・杏仁豆腐
・クッキーなどの焼き菓子
杏仁豆腐は、家庭では牛乳だけで作ったりしますが、風味付けの為に「アーモンドパウダー」を使う事があるようです。(本式の物は ”杏仁霜”きょうにんそう を使用)
アーモンドエッセンスという場合もあるようですが、やっぱり心配なので、食べさせていません。
クッキーなどの焼き菓子には、焼き上がりの風味を良くするために入れてある場合があります。お菓子のパッケージや製菓材料名としては「アーモンドプードル」という表記がしてある事が多いです。
とあるサイトで見かけたのですが、ナッツアレルギーのある方が、会社で手作りクッキーをいただいて食べたところ、アナフィラキシーを起こした…という話がありました。アーモンドパウダーがはいっていたそうです。
なので、息子にはお菓子を頂いたらすぐに食べないで「ありがとう」と言って一旦持ち帰るように言い聞かせています。
息子も多少字が読めるので、自分で「かあさん、これ、食べない」と言って、自分で気を付けています。
チョコ菓子の「たけのこの里」も、ナッツアレルギーの方は要注意です。根元のクッキー生地にアーモンドパウダーが使用されています。
会食・外食・旅行時の食事で苦労する。
しかし…。頂いたお菓子を持ち帰る、ならまだ「ああ、帰って食べるんだ」位で済むんですが、私のような甲殻類アレルギーだと飲み会など、会食で苦労することが多いです。鍋物だともうだめです。(ダシもだめ)
ほぼ ”突き出ししか食べるものがない“ 確定です。(その突き出しさえ、アサリの酢味噌和えとかだったりしたら、もうその日は終わり、ひたすらビールと烏龍茶を飲むしかない)
茶碗蒸しもスプーンで底を探ってエビが出てきたら、そっと蓋をします…。
何で食べないの?と聞かれても「アレルギーがあるんで…」と言うと空気が悪くなるので、「これ苦手で…」と適当にお茶を濁してたりします。
話が逸れました。
親子共、めんどくさい体質に生まれついたものです。
エピペン(R)を知っていますか?
2018.3.25
最近は、「エピペン(R)」という自己注射剤を持ち歩く人も多くなってきました。

エピペンって何?
「エピペン(R)」とは、
アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)
…という物です。(エピペンガイドブックより引用)
下記は実物の画像です。注射針が付いている物と、針が付いていない練習用の物が入っています。
エピペン パッケージ 針と薬剤が入っている本物 エピペン 練習用
これを注射する機会は無い方が良いのですが、いざという時のために同梱されている練習用キットで練習しておくに越したことはないです。
数年前、実家に帰省していた時に、息子が何かアレルギー物質が含まれる物を口にして、
アナフィラキシーを起こした時に使ったのですが、練習していたとは言え、かなり勇気が要りました。
注射した後、救急病院に連絡して、点滴をしてもらい、事なきを得たのですが、あの時はホントに肝を冷やしました。

回復した息子に、「何を食べたの?」と尋ねたのですが、「わからない」というだけで、原因となった食べ物は未だに分からずじまいです。
この事がきっかけで、実家ではナッツ類が含まれるお菓子を出しっぱなしにしないように気を付けてくれるようになりました。
息子も多少字が読めるので、この事があってからは、自分から「原材料表示」を読んで、確認しています。
スマホアプリの中には、食品名を入力したり、写真撮影するだけで、アレルゲンが分かるというものもあるようです。
私が入れているのは、「allergy checker:アレルギーチェッカー」というアプリです。グーグルのプレイストアで無料でインストールできます。その他、色々なアプリがあるので、使いやすい物を入れておくと、判断に困ったり、コンタミが気になる場合に役立つかと思います。
食物アレルギーは、単なる「好き嫌い・偏食」じゃない。
話は逸れますが…
「実家では…」のくだりで思い出したのですが、ネットなどを見ると、私たちの親世代(60代~)で多いのが
「アレルギーなんて、食べて慣らしていけばいい」という認識です。(この誤った認識で大変なことになった方も見掛けます。)
こういうのは、ホント勘弁して欲しいですね。アレルギーは慣れでどうにかなるもんじゃないです。
ましてや好き嫌いとかの範疇でもないし。
だから昭和脳は~、とか、情弱は~とかでスルーしてもいいんですけど、やっぱり人間、自分の興味関心関係がない事って「想像力(自分の立場だったらどう感じるか)」が働かないんですよね。だからアレルギーに限らず、色んな所で心無い発言があったりするわけなんですが。
時折遭遇する「心無い人の発言」にも呆れたり腹も立つことが多いんですけど、そういう事を言う人には、
「ああ、この人は想像力が足りないんだな」と留飲を下げることにしています。かなり後ろ向きな対処法ではありますが…。
食物負荷試験を受けてみた
2018.8.31
この日、息子は「食物負荷試験」を受けました。
というのが、先日アレルギーの血液検査を行いまして、(元々は服用している薬の効き目チェック。それのついでにしてもらった)ピーナッツの抗体が低いことが分かり、念のため実際に食べて確認することになりました。
※クルミは相変わらず高スコアだったので、除去を継続。

一応、入院とは行かないまでも、院内で経過観察になるので、待っている間は暇だろうからとお気に入りの車雑誌やゲームを持たせました。
恐る恐る食べさせてみる。
最初はピーナッツ1粒(市販のバターピーナッツ)の4分の1を食べさせて様子を見ます。
…15分経過。至って普通。
「喉とかかゆくならんの?」
「ない!」
「…ホントに?」
次はもう半分を食べさせてみます。…さらに15分経過。普通。特に体調に変化はないようです。
およそ1時間ほどかけて一粒を食べさせました。最終的に身体的な異常は起こらなかったので、一応、ピーナッツは食べても問題ないであろうということになりました。ですが、帰宅してからも気は抜けないので、その日は一日家で経過観察をしてました。
その後も体調に変化はなく、無事に過ごすことができました。もしかしたらまたエピペン打って救急搬送とか…とヒヤヒヤしてたので、どっと疲れました。orz
とりあえず、食べられるものが増えたので、(チョコボールとか)良かったと思います。
エピペンポーチ 新調してみた
2018.9.30
息子が常時持ち歩いている、「エピペン(R)」のポーチがくたびれてきたので、新調することにしました。
これは「スターターキット」に同梱されていたポーチです。(ちょっとデザイン的に微妙)既に5年は使っているので結構なくたびれ具合です。

手持ちのハギレなどを活用して作ってみました。
手持のハギレで製作。 ベルトは古いポーチから流用。
ファスナー部分(赤い所)は、以前使っていて、破れてしまったポーチから拝借。外布は、はかなくなったジーンズを解体したハギレ。ベルト(ベージュ色のパーツ)は、スターターキットのポーチの物を流用しました。
大体、私が作るハンドメイド品は、フランケンシュタインみたいな造り(寄せ集め、とも言う)が多いです。(;^_^A
内側には、緊急連絡先カードを入れる用のポケットを作りました。
遮光のため、黒い色のハギレを選びました。
また、内布と外布の間には、アルミシートとキルティングの芯を使い、(一応)断熱・衝撃吸収ができるようにしています。

使用期限切れのお知らせ登録をしよう。
やっと出来上がって、ふとエピペン本体を見たら、「使用期限、9月で切れるやん!!」(@_@;)
来月受診予約があるので、その時に交換してもらう事にしました。
期限切れお知らせの申し込みをしてなかったせいでした。
エピペンを処方されてる方は、必ず申し込みましょう! (薬剤に同梱のハガキまたはWebで登録できます)
ちなみに…。
エピペンポーチはAmazonなどでも販売してます。興味のある方はそちらもご覧になってください。
エピペン(R) 交換してきた
2018.10.25
「エピペン ポーチ新調」のページでも書いていますが、使用期限が9月末となっていたため、定期診察・薬の受け取りを兼ねて新しいものに交換しました。
新しい物を処方してもらうたびに、「エピペン注射液 適正使用のための理解確認事項」という用紙に内容について理解したかチェックを入れて、適正使用書に署名します。

それが終わったら、使用期限の切れたエピペンを使い(針が付いている方)、練習用の人工皮膚(シリコン製、ハガキの半分くらいの大きさ)に、実際に注射をして扱い方について指導を受け、処方されます。
人工皮膚とはいえ実物を使うのはひるみます。
「じゃあ、お母さん、針が付いてる方を使ってこれに刺してみて~。」←担当の先生は、NHK Eテレの「みいつけた!」に出てくる、”ジョーブ先生”に雰囲気が似てます。
「えと、…これですね。ストッパーを外して…と、せーのっ!」
ガチャッ!!
「で…、しばらくそのまま…」
「うん、うん、あのね、お母さん、あんまり振りかぶっちゃダメなのよ。…こう、強めに押し付ける感じかな…?ドカッてやらないようにしてみよっか。…はい、じゃあ、院内処方で出すので、薬局で受け取ってね~。」
ああ~、やっぱ実技は怖えぇよ~…(;’∀’)
エピペンのホームページにも動画があるので、参考にしたいと思います。
エピペン使い方動画 www.epipen.jp